山を造成して整備された震災復興住宅が森のようになった(福島県新地町)


元は山だった場所への集団高台移転で出来た団地へ、移転****年を経て森の中に埋もれた震災復興住宅の窓に鳥が衝突
福島県新地町雁小屋地区震災復興住宅地
村上 美保子

村上 美保子
5月8日 ·

コトン!バサッ!
音がしたのでベランダを除いたら、何かが落ちていました。灰色の毛が生えてます。
ネズミ?
うへぇ!!
良く見たら、小鳥のようです。
二階の窓にぶつかって、脳震盪を起こしているみたい。
おっとっとが「どれどれ」と助けに行くのを
「触らない!今は鳥インフルとかいろいろ怖い事があるんだから」
と制止して、二人で見守りました。
仰向けになったままピクリとも動かない。
死んだのかしら・・・・・。
ほどなく、くるりと起きて、一安心。生きてた!
でもそのまま動かない。眼を閉じたまま動かない。
部屋の中から、サッシ越しに二人でじっと見守る中、1時間半後に羽を二度伸ばした。
でもじっと動かない。
そのまま見守ること40分。
とうとう飛びました。
やったぁ~~~!
でもすぐに網戸につかまってしまった。
「なんという鳥のヒナなんだべ?」
「写真撮ってみようか」
サッシ越しにそっと写真を撮ったら、とたんに青空に向かって飛んでいきました。
写真に撮られるのが恥ずかしかったのかな。
無事にお母さんの所に帰れますように!


 
自然が戻ってきた震災復興住宅
福島県新地町雁小屋地区震災復興住宅地
福島県新地町杉目雁小屋